エアロビクス

エアロビクス

エアロビクスは有酸素運動として広く定着しています。エアロビクスもプロがいます。一時は、猫も杓子もエアロビクスとブームになり、騒がれていましたが、やっと落ち着いた感じがします。毎年エキジビションの世界大会が行われています。日本人選手も上位に食い込んでいます。プロのエアロビクスの選手を見てみると、誰にでもできる有酸素運動とは思えないほどの体つきをしています。まさにそこにエアロビクスの秘密があります。

有酸素運動というのは、体内により多くの酸素を取り込んで、新陳代謝を活発にして脂肪などの代謝を促してダイエット効果を期待するものです。いわば人体の自然な代謝機能を活発にする安全な運動と言われてきました。ほかのスポーツの場合は記録を争う運動が大半なのに対して、エアロビクスは個人の代謝機能を活発にすることが目的の運動ですので、個人の体力に合った運動が基本です。

スポーツ全般にいえることですが、エアロビクスが有酸素運動に対して、無酸素運動と言われるスポーツがほとんどです。無酸素運動とは、筋肉運動を中心として、筋肉にためられた糖質をエネルギー源として行なう運動を指します。筋力アップが目的であって、脂肪代謝とは直接的に関係することはありません。ダイエットを目的とした運動であるのでしたら、脂肪を燃焼させるために、酸素を取り込んだ有酸素運動の方が効果的だといえます。筋力アップを図る無酸素運動の場合には、筋肉に負荷をかける場合が多く、その時に身体を傷める危険性が高まります。一流のアスリートが、例外なく身体に故障を持っているのは、限界まで無酸素運動を行なってるせいだとも言えます。

基礎体力がついて、体内脂肪などがなくなった時点で、無酸素運動で筋力のアップを図ります。スポーツ選手でも、初心者の時には基礎体力をつける為に、負荷のかからない有酸素運動を無意識のうちに行なっています。体のエネルギー代謝のメカニズムを考えた場合には、筋力トレーニングをしても脂肪燃焼には繋がりません。負荷のかからないエアロビクスなどの有酸素運動を行なうことが最適でしょう。ただ、エアロビクスを続けることで、体内の脂肪がなくなれば、筋肉の糖質がエネルギーとして使われるようになります。まさにプロのエアロビクスの選手のような体格ができあがってきます。有酸素運動もも無酸素運動も、最終的に同じような効果が期待できるわけですが、そこに至るプロセスにより安全性や効率性が違ってくるようです。

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