アランミクリ

アランミクリ

アランミクリはアイウェアのブランドになります。日本でも最近では、スマップの木村拓也やサッカーの中田英寿などをCMで使うようになり有名になりました。アイウェアとは単なるめがねフレームに止まらず、高いデザイン性を持っためがねフレームのことを言います。アランミクリはフランス人のアラン・ミクリが立ち上げたアイウェアのブランドです。ファッションアイテムとしての、めがねフレームを確立したブランドと言っても過言ではありません。1977年から現在にいたるまで、多くのファッションブランドとのコラボレートが行われています。

アランミクリは、ジャン・ポール・ゴルティエなどの名だたるデザイナーのファッションショーで使われるだけではありません。映画監督のヴィム・ヴェンダースの作品「世界の果てまで」のなかでも、アランミクリのアイウェアが使われています。アランミクリのアイウェアのデザインは、おおよそ、それまでのメガネとは異質です。めがねのフレームをオブジェとして見なし創造的な造形を試みてきました。めがね業界ばかりかファッション業界まで注目するところです。まさに、オブジェと言うべきアランミクリのアイウェアです。そのカラーは、めがね業界のトレンドカラーを決定するとまで言われるほどの影響力を持っています。

アランミクリを購入しようとしても、全国にアランミクリが認定している「ポケットショップ」は少なくて、購入しにくいところが話題になっていると言えます。アランミクリの製品を取り扱うには、アランミクリの認定を受け「ポケットショップ」になる必要があります。認定を受けるには、かなり厳格な審査があります。アランミクリのシリーズには、スタンダードなコレクションと、「ポケットショップ」でも上位のクラスのショップだけが扱える「アランミクリポケットショップコレクション」があります。

デザインやカラーリング、また、めがねとしての品質においては、アランミクリに値するブランドはないと思います。メガネのフレームに、これだけのステータスをもったブランドはほかにはありません。その一方では、アランミクリは、視覚障害者をサポートする活動も盛んに行っています。単なるデザイナーと言うだけではなくて、アイウェアの製作を通し社会に貢献する信念を持ったブランドと言えます。最近ではエムタッチというアランミクリのアイウェアの売上の10%を、財団法人日本盲導犬協会に寄付しています。その意味でめがねフレ―ム業界の真のリーダーと言えるでしょう。

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