アレキサンドライト ジェムケリー

アレキサンドライト ジェムケリー

アレキサンドライトで有名なジェムケリーは京都発のジュエリーショップです。自然の偶然の産物としか言いようがないアレキサンドライトは、場合によって、ダイヤ以上に高く評価されます。アレキサンドライトはクリソベリルという、和名では金緑石と呼ばれる宝石の変種と言われています。変種とは、鉄分やクロムなどの不純物が含有されることによって、アレキサンドライト特有の日の光で緑色が、蝋燭などの灯の下では妖しい赤色になります。

日本でアレキサンドライトを取り扱っているのはジェムケリーだけで、もともとジェムケリーも高級宝飾の分野が得意でした。原産地は、ロシア、スリランカ、ブラジル、インド、タンザニアと広範囲におよんでいます。生産量はごくわずかしかとれず、市場に出回る量が少なすぎて、値段がつかないほどです。アレキサンドライトの名前の由来は、ロシア皇帝アレキサンドル2世の即位した年の1831年にウラル山脈で初めて発見されたことから命名されました。

アレキサンドライトの中には、光の変化に対応して色を変えるだけではなく、キャッツアイのようにシャトヤンシーがあるものもあります。シャトヤンシーとは、変彩効果と言って、キャッツアイなどに見られる宝石の表面に光の筋が見られるものです。ダイヤモンド以上に高価なことがあります。このようなシャトヤシーのあるアレキサンドライトは、非常に希少価値があります。ジェムキャリーの取り扱っているアレキサンドライトは、ブラジル産のものに限定して、スリランカ産やタンザニア産などの品質の落ちるものは、取り扱っていない徹底ぶりです。そのうえに、あえてロスの多いプリンスセスカットを日本で最初に採用したのがジェムケリーです。

現在アレキサンドライトは、ジェムケリーの主力商品にまで育てられました。ジェムクールやジェムグレースなどのシリーズは、アレキサンドライトを用いた商品としてヒットして、ジェムケリーの代表的な商品となっています。そのなかでもジェムクールは、プリンセスカットのアレキサンドライトとダイヤをプラチナに配して、硬質なダイヤのイメージとアレキサンドライトの艶ややかな赤紫が妖しいまでの魅力を放っています。ジェムケリーのアレキサンドライトは非常に高価ですが、品質とデザインを考えれば購入されても後悔することは絶対にありません。ジェムグレースは、全体のフォルムを曲線でまとめて、アレキサンドライトを極限までフィユーチャリングした大胆でシンプルなデザインは、まさにジェムケリーならではの作品になります。

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