バレエシューズ

バレエシューズ

バレエシューズを普段の靴として履く人が増えてきています。もともとバレエ用のシューズですので、軽くて丈夫、そのうえプレーンでシンプルな飽きのこないデザインです。パリの老舗のレペットなどのブランドが有名です。バレエシューズというと、クラッシックバレエに使われるトウシューズと思われがちですが、トウシューズとは別物です。つま先が丸まっていて、ヒールのない、素足感覚の靴を指します。かつては、ブリジット・バルドーやジェーン・バーキンなどが好んで履いていました。

バレエショーズは、足にフィットして履き心地がいいのですが、日本のバレエショーズメーカーは、キャンパスやチャコットぐらいしかありません。ここ数年ファッション雑誌の影響で、街中でバレエシューズを履いてる女性が多く見られるようになりました。バレエショーズの素材は、布や革が中心で、中には舞台用と同じサテンが使われているものまであります。最近ではラメやパステルカラーなどカラフルな色合いのバレエショーズも人気が集まっています。レペットは60年前から街歩き用のバレエショーズを作っています。

オリジナルのバレエショーズを出しているところもありますが、バレエシューズ専門のメーカーでないと安心できません。やはり、レペットのバレエショーズは一番人気ですが、新品とたいして変わらない値段です。インターネットオークションでも、バレショーズの出品も結構見かけますが、サイズがあまりなくて値段も安くありません。レペットなどの外国製品は、日本人に合ったサイズが揃ってなくて、足にピッタリしたものを探すのが大変です。

しばらくは、ヨーロッパ製のバレエシューズを紹介しているWEBサイトでこまめに探すか、海外旅行に行く友達に頼んで買ってきてもらう以外に、良いバレエシューズを手に入れる方法はないようです。それにしても、日本人ダンサーが活躍しているにもかかわらず、それを支えるべきバレエショーズメーカーが、日本に少ないのには驚かされます。だいたい靴や洋服は、日本人がどんなに逆立ちしても、ヨーロッパの伝統にはかないません。それほど、たくさんの工程を経て、手間暇かけてできあがっています。レペットのバレエシューズなどの製作工程を調べると、一足のバレエシューズが作られるまで、30人以上の職人の手が入ります。最近の接着剤で靴を作るようなシューズメーカーでは、一朝一夕には真似のできない代物であることは確かです。

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