ココルル

ココルル

ココルルは中学生や高校生に人気のブランド品です。これはココルルが、流行に敏感に対応しているとともに、流行の発信を中学生や高校生の自由なセンスに求めているためだと考えられるでしょう。 いわゆる東京ファッションといわれるものは、若い学生のPOPな感覚を取り入れたものです。ココルルは、東京ファッションともいうべきデザインを、中学生や高校生でも買える価格で販売しています。 ココルルの面白いところは、ココルルのファンが中学生や高校生にもかかわらず、それ以上の年代からも支持されている点にあります。流行に敏感な若いユーザーの心理を巧みに捉えています。 かわいいという言葉も世界で通用するぐらいです。今では、ココルルをハイティーン向けのブランドと言ってしまうには、抵抗があるくらいに幅広い年齢層にココルルのファンが増えています。

東京ファッションのかわいいというキーワードも、中学生や高校生の間から生まれたファッション感覚と考えれば、ココルルのブランドの性格も明らかになるでしょう。その担い手がハイティーンというだけです。 70年代や80年代のロックなどに象徴されるPOPカルチャーとは、多少意味合いが違っていますが、ストリートファッションから生まれたことには変わりはありません。 ココルルの基本コンセプトはPOPカルチャーです。

ココルルのデザインは、アメリカンファションの日本版といった感じです。 驚くことに、ファッションの下取りサイトでも、ココルルのブランドが対象ブランドになっていることです。 中学生や高校生のブランドとして思われていたココルルが、下取り対象になるブランドとして成長してきたことに、素直な驚きを感じる方も多いでしょう。 ラフだけどかわいくて、シンプルだけどどこか飛んでるといった意外性があります。

ココルルが東京のストリートから生まれたブランドであるとともに、東京ファッションの一端を占めていることは確かなことです。 高級ブランドには、そのアイテムを持つ喜びがありますが、ファッションというより所有欲の方が勝っているように感じます。 日本人は今までブランドと言えば、イタリアやフランスの高級なものを思い浮かべてしまいますが、ファッションを楽しむという点では、ココルルのほうがむしろ正統派のブランドと言えると思います。 ココルルのようなストリートファッションは、それらとは正反対にカジュアルな普段着だけれど、自分のセンスでいろいろコーディネイトすることによって、ほかの人とは違うファッションが作れてしまう面白さや楽しさがあります。

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