デジタルパーマ

デジタルパーマ

デジタルパーマとは、違う呼び方を形状記憶パーマやデジパーマと言われるものです。そのパテントを買ってバイモア社がデジタルパーマという製品を発売して話題になっています。 パイモア社のホットロッドを使ったパーマを意味します。しかし、もともとは韓国で考案されたものです。

デジタルパーマの原理は、すでに大正時代に考案された電髪ソリューションと呼ばれるパーマがありましたが、コールドパーマにとって変わられた歴史があります。 デジタルパーマといっても、原理は温熱式のパーマであり、温度の微調整をマイコンで行うことによって、美容師の腕に関係なくできるようにしたパーママシンと言えるでしょう。

バイモア社が商品登録をしているために、デジタルパーマとは言えなくても、同じようなパーママシンは色々なメーカーから販売されています。 資生堂の3Dシステムキュール、サニープレイスのマイクロパーマ、大広製作所のオーディス、エルコスのユーティリティーパーマシステム、パール化研のセレブカール、韓国のA・IFuzzyシステムなどが、原理やパーマの内容は同じです。

コールドパーマなどに比べると2倍近くセットが持つようです。これをホットロッドに応用したものがデジタルパーマです。 デジタルパーマが形状記憶パーマと言われている理由はアイロンパーマの原理を応用しているからです。 アイロンパーマのロッドとグローブでは、発熱するのはロッドの方だけで、髪を挟み込んだ時に髪の片面しか熱が伝わらず髪にカールが生じます。 アイロンパーマをまともにかけられるには15年はかかると言われたほど熟練度が要求されて、下手にアイロンパーマをかけると髪をひどく傷めるためにコールドパーマが主流となり、ヘアー業界でも廃れつつある技術と言えます。

最小限に毛髪のダメージを抑えて、スキルのない美容師でも簡単にできてしまうのが、デジタルパーマの最大の人気の秘密です。その人気にあやかって、デジタルパーマでもないただのコールドパーマをデジタルパーマと偽る悪質な美容室も多く見受けられます。 デジタルパーマといっても、基本的には電髪時代と同じ、毛髪にダメージを与える手法に変わりはありません。 業界でも規制を行うような動きもなくて放置されているのが現状です。 デジタルパーマが大人気になる裏には、マシンもそうですが、パーマに使われるパーマ薬材も改善されて、ダメージを受けた髪にも綺麗にカールがかけられることができるようになったことです。

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