ETCカード

ETCカード

ETCカードってご存知ですか? ETCは、Electronic Toll Collectionの略です。高速道路の料金徴収を自動で収集するシステムのことをいいます。 今までは手渡しによる料金徴収だったのですが、それを大幅に簡略化することによって、渋滞をなくして、なおかつ人件費削減という目的があります。 ニュースなどで「ETC導入」という話を聞いたことがあると思います。

すでに欧米などの先進国ではかなり取り入れられています。その国土交通省では、イーテックと愛称をつけていますが、マスコミがETCと呼ぶ機会が多かったので、ほとんどETCとしか呼ばれていません。 日本でも国土交通省が主体となって導入を推奨しています。このETCを利用するのに必要になるのは、「ETC車載器」と「ETCカード」になります。 ETC車載器は、高速道路に設置されたETC本体と通信を行なう機器です。そのETC車載器にETCカードを挿入して、このカードを利用して料金を支払うわけです。

ETCカードにはいくつかの種類があります。まずはETCクレジットカードと呼ばれるものです。普通のクレジットカードとほぼ同様の審査、利用が可能です。支払いは、ほかのクレジットカードを使った買い物と一括して行なわれます。

次にETCパーソナルカードがあります。これは、後から払うクレジットカードのシステムとは違って、先払い方式を採用しています。クレジットカードは、どうしても審査が厳しかったり、面倒だったりしますが、ETCパーソナルカードならその点は解消されます。デポジット(預託金)を先に払って、デポジット圏内分までETCを利用できるわけです。

最後にETCコーポレートカードがあります。これは、一般向けではなくて、頻繁に高速道路を利用する事業者向けのETCパーソナルになります。ETCパーソナルと比べて割引きがあります。電車でいう定期券のようなものです。個人でも構いません。登録した車両と違う車両でETCコーポレートを使用した場合には(ETCパーソナルは自由)、割引が削除されたり利用停止の処置を受けることがあります。

高速道路を頻繁に、それも同じ車で使用する場合には、ETCコーポレートカードが一番お得だと思います。普通の方はETCクレジットカードかETCパーソナルカードが無難だと思います。お好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。ETCカードは、楽天、JCB、三井住友、出光、ニコス、オリコなど、さまざまな会社が発行しています。サービスはそれぞれのカードによって微妙に違います。一概にどれがいいとは断定しきれません。ただ、普通に料金を支払うよりも、ETC(ETCカード)を利用した方がお得なのはまちがいないと思います。

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