genten

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gentenは皮革製品の老舗である株式会社クイーポが1999年に始めたブランドです。gentenというブランド名はこの「原点回帰」からきています。 基本理念は、環境に配慮する、限りある資源を大切にする、長く愛着の持てるモノづくりを目指すという3つです。そのコンセプトは、「人間も自然の一部である」という原点に立ち返り、環境を大切にした暮らしをしなければ地球を守ることができない。 生活スタイルを見直し、新しいスタイルを提案するというものです。 アイテムはバッグ、小物類、ニット類、ベルトはもちろん、帽子、レザーウエア、スリッパ、アクセサリー、インテリア雑貨、メンズ鞄、靴などにおよびます。

愛着が出て長く使うことができれば、安易な使い捨てもできなくなり、その結果としてそういうライフスタイルは環境への配慮になるというわけです。 資源を守るために、長く製品を愛用してもらおうという姿勢は、公式サイトに革製品のアフターケアの方法を載せていることからも理解することができます。 使うほどに表情が出てきて、愛着が持てる品が多くて、流行に左右されず長く愛用できる落ち着いた渋めのデザインが主流になっています。 革、布生地、縫製糸も天然素材だけを厳選して、金具などの素材も、その製品生命を終えたときに錆びて土に戻る鉄や真鍮をおもに使用しています。

クイーポは百貨店に出展するスタイルで販売を伸ばしてきました。また、「ダンゲンテン」で男性向け衣料の店舗をオープンさせるなど衣食への展開も進めていて、「原点回帰」のコンセプトをトータルで展開しようとしています。 gentenの各店舗は、そのコンセプトを提案する「場」としてもとらえられています。gentenブランド直営店も銀座、横浜、大阪、神戸、長野と国内に5店舗、そして北京、パリの海外が2店舗あります。 gentenはエコロジーのライフスタイルブランドとしてトータル化が進んでいます。 「Ryo−ri genten」で「食」に展開しています。

ライフスタイル全般でのブランド・コンセプトの提案というgentenの今後の展開に目がはなせません。そんな高橋氏の東京進出に声をかけたのがgentenです。 銀座直営店の2Fに94年末に開店した「Ryo−ri genten」は、食における「原点」を追及して、厳選された自然食材の特徴を最大限に生かして、生産者の顔がしっかり見える良質の食材に敬意を表して調理するをコンセプトに誕生しました。店主の高橋一行氏は、日本料理にエル・ブリの発想を取り入れた料理ということで話題になった秋田・角館の名料理店「一行樹(かずゆき)」を営んでいました。 全国の美味しいもの好きの方がわざわざ食べに行くほど有名な店でした。 高橋氏の料理のコンセプトがブランドコンセプトに共通したのだと思います。

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