廃車手続

一時抹消登録は、自動車として運行に使用しないが、車体は処分しないで保存して、再度中古車新規登録を行なえば、運行に供されることが可能です。廃車手続き時の提出書類にリサイクル料金預託証明書が必要になります。 廃車手続を自分で行なう場合には、基本的な知識を知ってれば、それほど難しいことではありません。永久抹消登録は、スクラップとして処分する場合に行なわれる登録です。 自動車リサイクル法に基づいて、リサイクルのための費用の支払いが必要になります。 廃車手続には、一時抹消登録と永久抹消登録があります。

廃車手続に必要な書類は、車検証（自動車検査証）、自動車税自動車取得税申告書、抹消登録申請書、印鑑証明書と印鑑、代理人が申請する場合は委任状、車検期間が残っている場合は還付金があるために、還付金の振込先の銀行口座か郵便貯金総合通帳の口座が必要になります。 あと、ナンバープレートは前後両方を返納します。

一時抹消の場合には３５０円の手数料がかかりますが、永久抹消登録の場合は無料です。 車検証の記載の住所が違う場合には、現住所の住民票、２回以上引越しを行っている場合には戸籍の附表が必要になります。 永久抹消登録の場合にはリサイクル料金預託証明書も必要になります。 抹消申請書は、一時抹消登録の場合、第３号様式の２、永久抹消登録の場合、第３号様式の３のＯＣＲシートで申請しなければなりません。

引っ越している場合は、移転登記を行なう必要があります。その後の廃車手続を司法書士に頼んだ方が２度手間などの無駄が省けて便利です。 ディーラーにしても中古車業者にしても、最終的な書類手続は司法書士に依頼しますので、必要な経費としてみても良いでしょう。 基本的に、ここまで自分で廃車手続の準備をするとかなりの節約になります。 廃車手続の申請は現住所を管轄する陸運局で行ないます。

抹消手続きを行なわないと自動車税が請求されることになりますので必ず行なっておいてください。また廃車するつもりで、解体業者に引き渡しても、その業者が廃車せずに海外へ輸出した場合には、その業者からリサイクル料金の返却を求めることができます。 廃車手続きで注意することはリサイクル料金です。また、車の盗難を受けた場合は、一時抹消登録をしておく必要があります。 基本的に車検の時にリサイクル料金は預託金として支払いますが、廃車するからと車検を通さなかった場合にでも、リサイクル料金は支払わなければなりません。