ヒステリックミニ

ヒステリックミニ

ヒステリックミニも、また同様の路線でデザインされたキッズファッションになります。アート色が強いブランドイメージに仕立て上げられています。 ヒステリックミニとは、ヒステリックグラマーのキッズブランドとして作られたものです。アメリカの1960年代1970年代のストリートカルチャーをコンセプトにしたアグレッシブなブランドになっています。 ヒステリックグラマーは1984年に設立しました。デザイナーは北村信彦です。 ヒステリックグラマの愛好家でもある木村拓也が子供に着せているブランドとして有名になっています。

ポップアートに代表されるモダンアメリカンアートの臭いをプンプンさせたエキセントリックなものになっています。およそ並みのキッズファッションとは言いがたいものがあります。 ちょっとした凄みさえ感じるほどです。その裏には60年代、70年代のサイケデリックなドラッグカルチャーと言えるほどの過激さが潜んでいます。 サブカルチャーとしてのアメリカンコミックのキャラクターをモチーフにしたアイテムが多いようですが、ディズニーのキャラクターモノとは別物でになっていて、ダークでエキサイティングな雰囲気があります。 ヒステリックミニのデザインは、既成の子供服とは異質のテイストで作られたものです。

ヒステリックミニも年々変化して、進化していっています。毎年ヒステリックグラマーはテーマを替えて、試行錯誤を繰り返しています。 上質なファンタジーにはどこかエロスの香がします。熱狂的なファンがいるのでしょう。 ヒストリックミニは、そのようなポイゾンをコミックキャラクターの覆い隠して、ファッションアイテムとして成立させている非常にユニークなブランドと言えるでしょう。それゆえに、今までにないテイストを、ヒステリックミニは漂わせています。 20年のアニバーサリーに招待されるアーティストを見る限りでは、彼らとてもキッズファッションのブランドに似つかわしいデザイナーと言えません。

最新のヒステリックは、アンディ・ウォーホールの作品とのコラボレーとを果たしました。その製品がたまたま子供服や子供用のグッズであったと言うだけで、ヒステリックグラマーからの系譜の一貫としてのブランドであって、けしてキッズブランドではないように思えます。 ヒストリックミニは、デザインこそ突飛です。そのファッションアイテムの素材や縫製は、子供だましの安っぽさはとは無縁です。 大人のアイテムと同品質な高品位な物になっています。これからもファッションをアートとして、良質な製品にして販売することがヒステリックミニの目的です。 。そのコンセプトを考える限りにおいては、ヒステリックミニのデザイナーは、アメリカのサブカルチャーにどっぷり使った人のように思えます。

inserted by FC2 system