漢字辞典

漢字辞典

漢字辞典と言っても紙ベースの辞典ではなくて、PCなどで使う辞書ソフトの話です。専用の漢字辞典の専用端末が一般的になっています。 学生の間では、広辞苑などの紙ベースの漢字辞典は使われていません。マイクロソフトのIME自体特別に漢字辞典としての機能は持っていません。 以前は一太郎エートックという漢字変換が一世風靡していましたが、マイクロソフトのIMEがウィンドウズの普及とともに一般的になってしまいました。 ただの変換ソフトですので漢字辞典自体は別途用意する必要があります。

今では携帯電話を一回り大きくした携帯端末に、漢字辞典だけではなくて、百科事典から英和辞典、和英辞典、和漢辞典などなど数十種類の辞典が網羅されていて便利になっています。特別に漢字辞書を頻繁に使う人でなければ、そのようなサイトを利用すればこと足りますが、なかなか満足のいくコンテンツのものはないとかもしれません。 PCにも当然そのような漢字辞典のソフトが移植されて、製品として販売されていますが、それぞれ一長一短があって選択に迷うところです。多くは漢字辞典のソフトメーカーのサイトです。 わざわざ買わなくともインターネットのWEBサイトでは、無料で漢字を調べられるサービスを行っているところもあります。 要は漢字辞典の体験版のようなものです。

実際、漢字辞典と言っても、漢字のデーターベースのようなものですので、インデックスの部分においては、検索が早いなどの利便性はあったとしても、コンテンツとしての内容が、データーベースの搭載に伴って、簡略されている部分があります。 漢字の内容や使い方に関する説明がなおざりにされている部分が多く見受けられているようです。 オリジナルの紙ベースの辞書と比べると、用語などの類例や引用文の搭載している数が少なくて、語彙的には不満な点も多いようです。 漢字辞典のソフトは、漢字辞書を出版していた岩波書店や旺文社、集英社など大手の出版会社がソフトを製作販売しています。

学生の使っている漢字辞典の専用端末でも同じことが言えます。デジタル回線を利用したメールの世界は、漢字や文章の能力を必要とするアナログ的な世界といえます。 内容の充実した漢字辞典を使って正しい文章を書いてみることもいいかもしれません。 漢字変換ソフトばかりを使っていて、紙ベースの辞書を使わなくなった世代の人は、表面的な漢字の使い方を知っていても、身についていないという底の浅い知識しかありません。 インターネットが普及してメールが通信手段として、PCや携帯電話で多くの人に利用されいる現在では、メールの文章に関しての混乱ぶりは目をおおいたくなるありさまです。

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