マリークヮント

マリークヮント

マリークヮントは、1960年代のミニスカートの火つけ役で、一世を風靡したブランドです。 マリー・クヮントは1931年生まれで、ミニスカートだけではなく、イギリスのアバンギャルドファッションの先駆け的な存在です。 1966年には、あのビートルズと一緒に勲章までもらっていることを知っている人は少ないはずです。 もはや彼女のブティック、BAZAARは伝説とブッティックとさえ言われてます。

マリークヮントのシンボルはデフォルメされた黒いディジーです。その意味するところは、ビビットでキューな、ユニークなデザインコンセプトを表しています。 現在のマリークヮントは、ファッションブランドと言うよりは、トータルファッションブランドとして、服飾だけではなく、コスメティックやアクセサリーまで扱うブランドとして変貌を遂げています。そればかりか、イギリス、ロンドンを中心にして、海外にも販売拠点を置いたグローバルブランドとして発展しています。

現在のマリークヮントの主流はコスメティックです。マリークヮントのコスメティックはノン・ルール・メーキャップと言われるもので、彼女のファッションと変わらず既成概念や固定概念にしばられない自由な発想から生み出されたものです。 1960年代に、すでにトータルコーディネイトのパーツとして、コスメティックをとらえていたマリーの先見性には感心します。これらの豊富なカラーバリエーションに、それぞれを組み合わせたコンビネーションで、さらに自由なコーディネイトを実現しています。 コスメティックを手がけ始めたのは、1966年と、きしくもマリーが勲章を授与された年です。その言葉の通りの奔放なカラーバリエーションは、他の追随をよせつけないほど豊富です。 アイオープナーやネイルポリッシュで120色、リップミックスで80色、リップスッテックで50色もあります。

単なるコスメティックに止まらず、キャンバスとしての健康な素肌を保つためのラインを揃えています。マリークヮントのこのようなコンセプトは、そのショップにも反映されて、デパートなどのコスメティックのカテゴリーのフロアーではなくて、あくまでファッションフロアーにあることにも表れています。 マリークヮントの最終目標は、ルックと言われる外観や見た目というには、奥の深い概念です。 言いかえれば、服飾から小物やアクセサリー、コスメティックまでトータルに演出することにあるようです。 コスメッティックの分野で、マリーは早くからスキンケアの重要性に着目しています。

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