ナンプレ

ナンプレ

ナンプレとはナンバーズプレートの略称になります。3×3のブロックが3×3並んでいて、そこに1〜9の各数字を入れていくというものです。あらかじめヒントの数が各ブロックにいくつか配置されていて、それ以外の数を空ブロックにあてはめていくことになります。ルールは2つで「空いているマスに1〜9のいずれかの数字を入れる」「 縦、横の各列及び、太線で囲まれた3×3のブロックに同じ数字が複数入ってはいけない」という簡単なものです。

アメリカ人建築家ハワード・ガーンズが考案しました。1979年にニューヨークの出版社デル・マガジン社から初めて出版されました。日本では株式会社ニコリが「月刊ニコリスト」誌1984年4月号で「数字は独身に限る」の題で初めて紹介されています。これが「数独」という名称になりました。しかし、ニコリが登録商標を取得しているために、ナンバーズプレイス=「ナンプレ」として日本で広まりました。

世界的に流行したきっかけは、1997年にニュージーランド人ウェイン・グールドが日本で数独の本を買い求めたことが発端でした。彼は数独をコンピュータで自動的に問題を作って、イギリスの新聞タイムズに売り込みました。2004年11月12日から 「Su Doku」 の名で連載を開始しました。2005年になって大ブレイクし、イギリスの主要日刊紙に軒並み掲載されるという状況になりました。ルービック・キューブ以来の大流行のパズルとなりました。数独ことナンプレの人気はイギリスにとどまらず世界へ波及しました。このパズルのみを扱った専門雑誌も数社から出版されている状況になっています。世界パズル選手権においても毎年出題されています。

こんな単純なパズルでそんなに楽しめるのかと思う人もいるでしょう。雑誌などにたくさん問題が載っていて同じ問題はないのだろうかと疑問に思う人もいるようですが、まねをしたのでなければ、まず同じ問題はありません。製作可能な問題の数は天文学的数になると言われているからです。

問題の難易度はすごく幅があります。そのためにいろんな人が楽しむことができます。それが人気のひとつになっています。難易度は、一般的にヒントで入っている数字が少ないほど難しくなる傾向にはあります。しかし、少ないからといって難しいとは限りません。ある程度多くても難しい問題もあります。問題の数をこなしていけば、解答となる数字がひらめくようになるという人もいます。問題の解法は、論理的な手法だけで説けるものばかりでなくて、可能性のある数字を入れて先に進んでみて結果的に答えが見つかるような仮定法を用いなければならない問題もあります。

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