ペン回し

ペン回し

ペン回しはインターネットの普及とともに広がったようです。大学生になっても、受験時代に気晴らしのつもりでやっていたペン回しが、無意識にやるようになり、そのような人が就職して社会人でもやる人を見かけるようになりました。 コンピューターを使ったデスクワークが多くなると、息抜きにペン回しはお手軽なお遊びとして人気を集めました。 インターネットの普及以前でも、ペン回しは行われていましたが、愛好家の横のつながりはなくて、学校や教室にうまい子がいて、みんなで真似をしたものです。

ペン回しのブレークのきっかけは、韓国のWEBサイトです。それでもマイナーな趣味として広まっただけで、日本国内の人気に止まっていました。 インターネットの時代になると、ペン回しを扱った専用サイトが登場して、一気に広がった感があります。 ペン回しのPV(動画配信)が配信されたことによって、動画でペン回しの技が見られるようになってからです。

韓国でのペン回しは、フリースタイルというもので、日本でいわれていたような、ペンを放してはいけないなどの規制はありません。そのうえ、あくまでペン回しは暇な時間の余技としてしか見られていませんでしたから、競技性がなくて、自己満足の世界に止まっていたのが現状でした。 スキーのフリースタイルと同じように、ペンを指から放してキャチングするような技もあります。 日本でペン回しのサイトが公開されていた時は、テキストや連続の静止画のものであって、動画でペン回しなど見れませんでした。 体操競技やフィギュアスケートのように競技性も帯びてきました。

ペン回しの基本的なテクニックは、 ノーマル、ソニック、ガンマの3カテゴリーがあります。その韓国での人気が日本に伝わって、国際大会まで行なわれるようになりました。 西部劇のガンマンのように、拳銃を指につたわせながら回転させるためにつけられた名前です。もっとも難度が高いのがガンマです。 使う指の数とペンを回すスピードで難度が高くなっていきます。

今では、ペン回しを専門に行うペンスピナーなるプロの人も登場しています。ペン回しもさることながら、インターネットも動画配信が主流になりつつあるように思います。 インターネットを通して世界的規模に発展する気配があります。インターネットのWEB上で、華麗な技を披露しています。 今後の世界大会に向けて、日本でも日本ペン回し協会が設立されました。パームスピン、エアリアル、コブラなどの、体操でいえばウルトラC級のペン回しの技が、動画で見られてしまうのは驚きです。 2007年がペン回しの世界大会が開催されました。

inserted by FC2 system