レインブーツ

レインブーツ

レインブーツは、これからの秋雨のシーズンには必需品です。レインブーツといえば長靴を思い出してしまう人はちょっと古い人かもしれません。子供の頃に履いたカラフルな長靴を思い出してはいませんか。長靴なんて会社に履いていけないわ、オシャレじゃないもの、なんて言うのも過去のことです。今ではオシャレな長靴やかわいい長靴が、各ブランドからたくさん売り出されています。長靴じゃなくて「レインブーツ」でした。

ご婦人方やオフィスレディー向けにはシックな無地のものが主流になっています。素材はもちろんラバーですが、なかには、上部にツィードを使ったオシャレなデザインもあります。若い女性向けには、花柄やカラフルな柄のブーツも出ています。価格帯は3,000円から8,000円のものが多く販売されています。ブランド物になると20,000円以上のものがあります。グッチ、エミリオプッチ、ヒロミチナカノ、そして、あのシャネルもレインブーツを出しています。レインブーツを出している有名ブランドは結構あります。レインブーツがしっかりコーディネイトのアイテムとして定着している証拠です。

ミラノでも、珍しいこの長靴の専門ブランドは、晴れの日でも履きたくなるようなかわいらしいデザインで日本でも一躍人気ブランドとなりました。これらのブランドがレインブーツを出すきっかけになったといわれているのが、ファッション・トレンドの発信地イタリア・ミラノにあるレインブーツ専門メーカー、レジナ・レジス・レイン(REGINA REGIS RAIN)です。

ここまでは女性向けのレインブーツの話でしたが、レインブーツが本来活躍するシーンは、かなり過酷なシチュエイションです。ですからレインブーツの老舗ブランドにはアウトドアメーカーが多いわけです。

女優のアンジェリーナ・ジョリーが映画「Mr.& Mrs.Smith」のワンシーンで履いたことで人気に火がついた「ハンター」は、1856年創業以来、イギリス王室御用達の老舗です。ハンティング、レジャーなどアウトドア用のものからレディス用までそろったレインブーツ専門メーカーです。そのしっかりとしたつくりとレインブーツとは思えない履き心地で、数多くの愛用者を獲得しています。

エーグル(AIGLE)は1853年フランス生まれのアウトドア・アパレルメーカーです。こちらも天然ラバーによるしっかりしたつくりとシックなデザインで、タウンユースとしての人気もあがっています。そして、日本でなじみの深いエル・エル・ビーン(L.L.Bean)も各種レインブーツを出しています。エル・エル・ビーンの最初の商品で、その代名詞ともなったビーン・ブーツ(メイン・ハンティング・シュー)は、もともと雨の多いメイン州でのハンティング用に開発されたものです。もしかしたら、これが日本で最初にはやったデザイン系レインブーツかもしれません。フット部分がラバーで、レッグ部分がレザーという機能を追及したこの独特のデザインは、タウンユースとしても一世を風靡しました。

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