東進ハイスクール

東進ハイスクール

東進ハイスクールは、3大予備校、代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備校とは、運営方針を異にする予備校と言えます。従来の予備校の中心はその名の通り、浪人中心の学生で構成されていました。東進ハイスクールは、ハイスクールというだけあって、現役高校生が中心の予備校と言えます。現役高校生主体の予備校として、東進ハイスクールが用いる授業方法は、従来の講師が行なう授業と違って、全てDVDに収録された授業で行なうものです。

浪人生は、時間の拘束なく受験勉強に専念できますが、現役高校生は高校の授業があるために、個々にスケジュールが自由にならないハンディキャップがあります。いつでも自由に、自分のスケジュールや学習の進捗に合わせたDVD授業は最適な方法と言えます。何よりも内容の高い授業を、人件費のコストをかけずに、一律に受けられるDVD授業は、現役高校生の時間的ハンディキャップを補って余りある効果があります。東進ハイスクールはDVDを使った学習方法だけではなく、インターネットのWEBサイトを利用した学力POSといわれる統合型の学習システムを併用して、生徒の学力テストや基礎学習のための高速学習マスター講座を行なっています。

東進ハイスクールの基本的な授業プロセスは、学習POSシステムを使った高速学習マスター講座とDVD授業が併用されて、基礎的な英単語や漢字の習得は高速学習マスターで習得し、基本授業はDVD授業で習得します。授業の習得の進捗チェックは、毎回の授業終了後に確認テストが行われます。中間テストや最終確認の講座修了判定テストで、基準以上の点数を取れない場合には、次の講座に進むことができません。

東進ハイスクールの指導方法でユニークな点は、各学生に指導担当者がつき、中間テストや講座修了判定テストの結果をもとに、毎月一回の生徒との面談および保護者への報告が行なわれています。指導担当者が各生徒に学習指導を行なうことで、学習方針や受講方針が決められていきますので、生徒ごとの学力を効率的に向上することが期待できます。

東進スクールの学習システムは、インターネットやいろいろなメディアを利用して、効率性を徹底的に目指したものですが、その根底には、個々の生徒に対する個別対応を実現することにあります。いたずらにインターネットやメディアを使っているのではなくて、確かな学習方針の結果として、今の東進ハイスクールのシステムがあります。

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