エミリーテンプル

エミリーテンプルとは、１９７４年に作られた子供服のシャーリーテンプルのおねえさん格のブランドです。１０代後半までの女の子系ファッションで、独特の世界観を持ったブランドと言えるでしょう。 ブランドのスタートは１９９９年です。そのうえに、エミリーテンプルキュートなるブランドがあります。 ガーリーという女の子系のテイストを持っています。さらに、年齢層が高いユーザーをターゲットにしたものです。 男の子でいうと心のピーターパンシンドロームに近い傾向のブランドですが、異性を意識しないナルティスト的な趣向性があって、少し男性からは敬遠されぎみのブランドかもしれません。

ブランド名と混同してしまいますが、エミリーテンプルの店舗の名前はエミリーテンプルキュートとなっています。ここのブランドは、各店舗が独自性を持っています。 ちょっと間違えると、危ない感じもしてしまうようなギリギリの線をいっています。インタ―ネットのＷＥＢサイトも各々が開設して運営しています。 エミリーテンプルは年齢的にもきわどいラインです。店舗ごとに扱う商品も共通していません。 サイズが違うだけで、シャーリーテンプルもエミリーテンプルも、エミリーテンプルキュートも、デザイン的には大差はないと思います。徹底したガーリーの世界を構築しているテンプルシリーズです。

基本的には、上品なお嬢様系のデザインで、ヨーロッパテイストの強いものになっています。製品としては趣味がいいと言えますし、ピアノの発表会に、女の子に着せてあげるには最適なファッションです。 ただ１０代後半の女の子が着た場合は、ファンタジー系のコスプレのようなイメージが持たれるかもしれません。 メインに揃えているブランドが、シャーリーテンプルやエミリーテンプルのどちらかに比重をかけていたり、エミリーテンプルキュートがメインだったりと千差万別のようです。 店舗ごとに独自の販売戦略をとっているようです。

もともと童話の世界をイメージして作られたブランドですので、イメージ的にファンタジーのキャラクターの衣装と酷似しています。そのようなブランドを好む人もいると思います。 偶然にもトーキョーコレクションなどのコンセプトにも通じる部分があります。 人形などに感情移入をするような癖のある人向きのブランドと言えますが、このような人たちは、かたくなに自分の世界を持っています。 少女趣味と言ってしまえばそれまでですが、着る人が楽しむ分には、面白いブランドと言えます。