プリンスホテル

プリンスホテル

プリンスホテルでノロウィルスが発生しました。プリンスホテルに限らず、ホテルや宿泊施設では、食中毒の発生は、評判や信用を落とす大事件になってしまいます。嬬恋村の万座プリンスホテルでの話ですが、自主的に営業を中止していましたが、今ではすでに営業を再開しています。しかし、冬場の1月にノロウィルスが起こるとは、運がないというか不可抗力としかいえません。 万座のプリンスホテルといえば、スキー場を控えて冬場は最もかき入れ時ですから、少しでも早く再開したい気持ちはよくわかります。

ノロウィルスは冬場の11月から3月頃に多く発生するうえ、下痢や嘔吐といった症状のほかに、風邪と同じような症状も出ますので、風邪と勘違いする場合も多いといわれています。万座プリンスホテルの場合には、メインダイニングの食事が原因とされているようです。 患者の排便からノロウィルスと特定されて、患者がメインダイニングで食事をしたことから推測されていると考えられます。 ノロウィルスの特徴で、実験室での培養ができませんので、食事のメニューまでの特定はできていません。 とくに最近何かと名前が上がるノロウィルスは、夏場に多いカビなどによる食中毒とは違います。

スキーを楽しんだ後には一番高いところにある温泉も楽しめます。万座プリンスホテルは再開したとはいえ、メインダイニングは当分閉鎖されるということです。 再開当初は中国料理「錦」だけで宿泊者に対応できないために、近隣の同じグループのホテルに振り分けて、縮小した形での営業になるそうです。年明けそうそう大変な思いをさせられたと思います。 原因が特定できないだけに、厄介で対応の取れないのがノロウィルスの特徴といえます。なかでも万座温泉スキー場は、標高1800メートルに位置していて、パウダースノーが楽しめる数少ない本州のスキー場です。 万座プリンスホテルといえば、プリンスホテルのなかでも、万座温泉や、万座温泉スキー場を控えた絶好のスキーリゾートホテルです。今回のノロウイルスで、万座ホテルに行くのを楽しみにしていた人にとっては残念な話です。

山の中でまさかノロウィルスの感染があるとは思いもおよびません。 通常、食物を介してのノロウィルスの食中毒は、貝類が原因とする場合が多いとされています。 プリンスホテルでは、従業員の健康診断も行っているようですが、何も発表されていないところをみるとノロウィルスの感染者もいないようですので、原因究明はほぼ特定できないということになるでしょう。

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