アナップ

アナップ

アメリカのブラックカルチャーに影響された70年代志向のポップ感覚が売り物です。会社の沿革は1980年代に遡りますから、ファッションブランドの会社としては老舗と言えます。基本のコンセプトは、カジュアルファッションのカテゴリーに入ります。ストリートファッションと多少イタリアンテイストがスパイスとして盛り込まれています。直営するアナップとフランチャイズを展開していたヤタカコーポレーテッドと合併する形でできた会社になります。アナップはアナップヤタカコーポレーション傘下のファッションブランドです。もともとは旧エイ・エヌアートプランニングが始まりです。

アナップブランドと言っても、最近のファッション業界では、トータルコディネイトが流行っています。この戦略は、基本ブランドのイメージを保ちながらも、いろいろなデザインにチャレンジするための賢明なやり方と言えると思います。アナップも幅広いファッションアイテムを、独自のブランドと切り離した派生ブランドを作っていく戦略をとっています。

アナップの派生ブランドは、セッテモ・アナップ、アナップ・ラッティーナ、アナップ・ミンピ、アナップUSA、チル・アナップ、アナップ・キッヅ、アナップG、アナップスポーツ、アナップ・シルバー、アナップ・メンなど、数多くあります。セッテモ・アナックやアナップ・ラッチーナ、アナックUSAは、アナップよりも上の年齢層を狙った商品です。カジュアルからフェミニンな大人のテイストのファッションまで、様々なバリエーションが揃っています。

アナップは、そのターゲットを20歳から30歳台がメインターゲットとしています。当然その年齢層には子供もいますから、その子供達のファッションにも配慮したアナップ・キッズを用意しています。TPOにあわせて、ファッションを楽しんでくださいといったブランド群と言えるでしょう。共通して言えることは、きわどいけどお洒落といった遊び心のあるラインアップです。

いろいろな消費者のニーズに応えながらも、アナップの基本姿勢は、低価格であるけれど、ファッショナブルで高品質と言うことに変わりはありません。そこが消費者から支持される理由になっています。そのほかにも、アクセサリーやバック、シューズ、シルバージュエリーに至るまで、すべてアナップで揃えることができてしまうぐらいに豊富なバリエーションを誇っています。

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