フランクミュラー

フランクミュラー

フランクミュラーといえば、個性的な高級時計を作るブランドです。ブランドの名前は、創始者のフランクミュラーにちなんでつけられました。 ブランドを立ちあげる前から、天才的な時計職人としてスイスやヨーロッパ各国で名を馳せていたそうです。トノースタイルはフランクミュラーの登場で、スイスの時計業界の定番になったといても過言ではありません。 一時期、日本でも騒がれましたが、今でもその地位は揺るぎません。 フランクミュラーの時計は、そのユニークなデザインで有名です。

カラードリームやクレージーアワーズなどは、今までの時計の概念をくつがえすユニークなデザイと趣向が込められています。とくにベガスモデルは、時計の張りがルーレットの役目を果たしていて、見ているだけでも飽きません。 いろいろな遊び心を満載しています。 フランクミュラーの時計は、概して大ぶりなものが多くて、最近のラージサイズのきっかけにもなっています。 フランクミュラーのトノー型の時計は、従来のスクエアな時計と違って、大ぶりの時計を樽型にまとめて、なお腕にフィットするように湾曲させたものです。

デザインと機能の突飛さは、ほかの時計には見られないものです。しかし、フランクミュラーの真骨頂は、ツールビヨンに見られる最高峰の機械時計技術をムーブメントに使っているモデルにあります。 フリー・オシレーション・トゥールビヨン・ジャンピングアワーつきのレギュレーター文字盤や、超絶技術のリバース・トゥールビヨン・ミニッツリピーター・パーペチュアルカレンダーなど、フランクミュラーが成し遂げたスイス機械式時計の金字塔です。 バンカーズモデルも世界時間に対応したものです。

フランクミュラーの時計もアフターマーケットで、いまだ100万円以上の高値で取引されています。ただしマイスターの作る時計は、マンションが買えてしまうほど高価で、貴重な時計ばかりです。 スイスの機械式時計を支えているのが、有名なメーカーもさることながら、フランクミュラーなどに代表される時計工房です。それらのマイスターが作る時計は、時計というより芸術品と言ってもよく、毎年開かれるバーゼルの展示会でしか、お目にかかることができません。 今後、年を経ても、彼の時計が評価されなくなることはないでしょう。

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