京成ホテルミラマーレ

京成ホテルミラマーレ

今でいう複合商業施設としての先駆けでした。京成ホテルミラマーレは京成電鉄が建てた複合商業施設ミラマーレの中心施設です。 ダイエーなどの出店などで、一時は駅前も活気がありましたが、ダイエーやセントラルプラザなどの撤退によって、再び低迷しはじめ、ここにきて、永らく放っておいた京成電鉄もやっと重い腰を上げ、県庁所在地の新たなランドマークとして、本格的な複合商業施設のミラマーレを立ち上げました。しかし東京に近かったために、思うように集客動員をはかることができませんでした。 衰退の一途を辿ってしまいました。それ以前は、昭和36年に建てられた千葉京成ホテルと京成千葉駅ビルに端を発しています。 京成千葉駅から京成千葉中央駅に移転後のプロジェクトで、歴史があります。

ミラマーレは2004年にスタートしました。規模的には池袋のサンシャインとは比べられませんが、それなりにまとまったものになっています。 商業施設のプロジェクトの経験の少ない京成電鉄が、自ら行う直営の京成ホテルミラマーレやミラマーレで、どのようなコンセプトでプロジェクトを推進していくのか、外部からはうかがい知れず、そのような外部への広報活動を欠いた点では、稚拙さが目立ちます。京成ホテルミラマーレやミラマーレの将来に不安さえ感じます。 千葉急行電鉄の大森台までが開業したことによって、京成千葉中央駅の乗降客は増えていますので、駅周辺の商業圏内の人口も増えています。京成ホテルミラマーレを中心施設とした複合商業施設となるわけです。 シネマコンプレックスやドラッグストアーやファッションなどの店舗が揃っている、ショッピングモールのような高層ビルです。

ミラマーレに入っているテナントも、目玉になるものがスターダストでは心もとなく、集客力を高めるためには本気でがんばってほしいと願う限りです。駅前などに高層マンションが建設されていますが、ほかの駅よりも割安になっているのは、県庁所在地にある立地条件からすれば不思議な現象です。 京成電鉄も、鉄道会社にありがちな、雑な経営で京成ホテルミラマーレを運営したのでは、かつての轍を踏むことになりかねません。それだけ計画的な施策がなされていなかったことの証明といえます。 イメージの大切なホテル経営であれば、今時インターネットのホームページも持たずに、駅前立地だけで経営が成り立つと考えているならば、時代錯誤もはなはだしいと言わざるをえないでしょう。 京成千葉中央駅は、西口ビルや高架下ショッピングセンターが一新され、活気が取り戻しつつある一方では、マンションや住宅の建設も盛んになっています。

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