就職祝の相場

就職祝の相場

就職祝の相場は10、000円から20,000円の間が一番多くて、就職祝いを贈るのは親兄弟親戚までです。学生ですから友人知人からの就職祝いはありません。就職祝いは、いわば社会人として出発するための通過儀礼のようなものですので、再就職などにもらう筋のものではありません。就職祝いを贈る方でも、家族や親戚が学校を卒業してめでたく就職した場合に儀礼的に贈るものです。特別の意味を持つものではありませんが、お金でお祝いするか、物を贈ってお祝いするか迷うところです。

就職祝いの相場からすると、そんなに高価なものを贈る必要はありません。やはり気持ちの問題になります。兄弟や子供の就職祝いは、就職に必要なスーツやカバンなどが主流でしょうが、昨今の時代では、お金の方が喜ばれるようです。現金で就職祝いをする場合には、相場とは関係なくオーバー気味の金額になってしまいます。

親族や親戚の甥や姪の就職祝いは、財布や定期入れ、ネクタイなど社会人の必需品で事足ります。安上がりにしようとすれば、それなりにできてしまいます。親族や親戚の甥や姪の就職祝いに現金を贈る話はあまり聞きませんが、地方ではそのような習慣がある場合があります。意外と遠方の親戚に、就職祝いなどのお祝いを贈る場合、各地方のしきたりや慣例がありますので、普段、親交のない親戚への就職祝いについては、あらかじめ調べておくことが必要かもしれません。

就職祝いと言っても、結局、親同士や家族同士のつき合いの延長だったりする場合もありますので、相手の立場に立って贈るものを考えた方が賢明です。注意するのは、就職する人が一人っ子だったりする場合で、一人っ子の就職となると、向こうの親御さんの意気込みが違ってきます。とくに最近は一人っ子が多いので、安易に就職祝いを安あがりに済まそうとすると、本人は別にしても、親御さんの気持ちを害する場合があります。

就職祝いをもらう方でも、お祝い返しが必要かどうかで悩みますが、就職祝いでは、基本的にお祝い返しは必要はありません。ただし社会常識として、就職祝いを頂いた限り、電話や手紙でお礼を申し上げることは、とうぜん行なうべきです。一番いいのは、親御さんからお礼を申し上げるより、本人が手紙でお礼を伝えることが最良のようです。就職祝いを贈られた本人から就職祝いのお礼を伝えることも、本人にとって社会人としての勉強になりますので、そのようにすることをお勧めします。

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